友人に誘われて滋賀県の近江市、奥永源寺に政所(まんどころ)のお茶を摘みに行ってきました。
この奥永源寺は銘茶の産地だそうで、その起源は室町時代からさかのぼれるということ。政所茶は在来種で、昔から産地一帯で農薬を使用したことがほとんどなく、肥料にはススキや落ち葉などが使われているそうです。
お茶畑が急斜面にあるので、機械が使いにくいため、茶葉も人の手で取っていきます。
お茶の葉の摘みかたを教えてもらっていざ摘み始めると、その何ともいえない楽しさに休憩時間も休まず摘み続けたぐらいでした。収穫の楽しさ、というのでしょうか。
周りを見渡すと、青空の広がる下、皆もくもくと、あるいはおしゃべりをしながら手を動かしています。
そんな平和的な風景を見て、いつか見た紅茶を摘むスリランカの人たちの写真を思い出しました。
昔はこういうのが当たり前だった風景。「オーガニック」であることは環境にはもちろん、それに携わる人にも平和的で調和的なことなんだなあと実感として思った日でした。
また来年も参加したいと思いました。
これは樹齢300年のお茶の木。ぐねぐねと幹が一体に広がっていました。